近代的ハーレム作品「冴えない彼女の育て方」
あらすじ
桜が舞い散る坂の上で、高校2年生の安芸倫也は白いワンピースの美少女に出会う。その出会いに運命を感じたオタク少年の倫也は、彼女をメインヒロインにした「最強ギャルゲー」を制作することを決意する。
そこで、美術部のエースにして超有名同人作家の澤村・スペンサー・英梨々と、学園一の才女にして超人気ラノベ作家の霞ヶ丘詩羽に協力を仰ごうとする。
そんな中、あの時の「美少女」が意外な人物だったことが判明する。*1
冴えない彼女の育て方 | |
話数 | 全12話(+1話) |
制作会社 | A-1 Pictures |
監督 | 亀井幹太 |
評点 | 77点 |
視聴に至る動機
友人の「ゆーさく」さんからの勧めもあり視聴することに。作品の名前自体は知っていて有名な作品だと認識している。ラノベの表紙絵が非常に魅力的である。アニメ絵よりも圧倒的に好きだ。2次元に描かれた絵なのにその細かな描写から立体を感じさせる。そして、とうとうやって来ました。ノイタミナ枠!自分の大好きな放送枠でギルクラや東のエデン、PSYCHO-PASSといった名作を輩出してきた枠であり、先入観で良作を期待してしまう。Animationを逆さにしてNoitaminaとし、アニメの常識をひっくり返すという意味が込められている。
映像特典?
アマゾンプライムで見たのだが、0話が合ったので素直に0話から見ると話しについていけなかったのでいったん飛ばして1話から見ることにした。この0話ってのは所謂サービス回に当たると思うのだが、これは当時もこの順番で放送されたのだろうか?それとも何かの特典だったのか?知ってる方がいたら教えてください。
オタク主人公ハーレム作品?
この作品は典型的なハーレム作品だ。それに加えてアニメ年間200本世代に入ってから割と昨今定着しつつある主人公がオタクという作品である。このオタクが主人公になるという作風。いつごろから定番化してきたのかが気になってきて考えてみたのだが(主にフォロワーさんたちに教えてもらった)2008年くらいからなのかなと思う。神のみぞ知るセカイとかが有名だし見たことがあるのだが、オタクというよくカーストにおいて底辺の扱いを受け陰キャや引きこもりといったものとむずびつけられて描写されることが多い存在が(もちろんそうじゃないこともある)アニメの社会的認知や、本来サブカルチャーという名前を関してた文化がジャパンカルチャーとしての代表的地位を獲得しつつある情勢の変化に伴ってそういったものが受け入れられてきたのかもしれない。とまあ、細かいことは置いといてこの作品一見ハーレム系ラブコメかと見せかけて実はそれ以外にも要素をはらんでいる。
それはクリエイターの本質である。
この作品は主人公をめぐる恋愛模様を背景に敷きながらそこに恋愛ゲームを作成するというクリエイターとしての主人公の苦悩と成長というものを熱く描写している。ここが他のハーレム能天気作品と一線を画すところだと自分は考える。恋愛と作品作りというものの間で揺れる心情だったり、作品をつくることの大変さを描いていたりする。
~~~~~~~~~~~~~~~以降ネタバレを含む~~~~~~~~~~~~~~
キャラクター達の個性
この作品実はテンプレートな形式を大いに利用している。作中において❝王道は面白いから王道なんだよ❞というセリフが存在する。このメタ的な発言が表すようにこの作品には王道なツンデレお嬢様と黒髪ロングでクールな先輩に無感情系地味クラスメイトという使い古されてきたキャラクターを用い、展開も王道を利用している。人はギャップというものに興味を惹かれるものであり、王道とはそのギャップを最大限に活かすということだと思う。そしてそれを際立たせているのはその描写の仕方である。それぞれのキャラクターについて紹介していこうと思う。
俗にいうクーデレというキャラクターに俗すると思う。黒髪ロングで清楚なスタイル抜群のキャラクターが先輩ってのはありがちであり、そのクールさと先輩という立場から強く主人公に対してアプローチというのも理想の先輩そのものである。
故に後述する英梨々と対照的な存在であり、その容姿端麗さを余すことなく描かれている。彼女は作家という立場と恋愛という感情の間で揺れ動き恋愛を選んだが鈍感主人公に会えなく撃沈といった過去を引きずりながらも主人公を諦めきれない一人の女の子であるということが本当に可愛い。クールで才女、容姿端麗という設定に対して大胆なアプローチと頬を赤らめながらのテレなどのギャップが最高の魅力であり、屋上でのメロンパンを食べさせてもらうシーンなんかはその表現の極みみたいなものを感じる。これを顔を映さずに足で描写しているところとか素晴らしい。
このクーデレな先輩を茅野さんがまた見事に演じ切る。茅野さんはデビューしたあたりから新人とは思えない演技の素晴らしさに定評があり、幅広い役柄をこなすことで有名だが、彼女は母性を感じさせるような包容力を醸し出すのが本当にうまい。ツイッタースラングでいえば❝バブみ❞というやつであるが、そんなチープ言葉で表現するのはもったいないぐらいだ。声優とは本当に恐れ多いものである。
典型的なツンデレ幼馴染でかつお嬢様。途中からその表向きな猫かぶりはどこかへ行ってしまった。なんといっても主人公に噛みつく(物理的ではなく言葉尻を捉えて)時に描かれる八重歯のようなものが可愛い。その圧倒的ツンデレ描写を支える八重歯が彼女をより一層際立たせている。そのツインテを振り回し主人公を攻撃する様はグリザイアのみちるさながらであり、ツンデレといえばいつからかできた風潮の金髪お嬢様というテンプレからも多聞に漏れない。
このキャラクターはツンデレというそのものがギャップを包含している。ツンデレというキャラクターは小学生の男の子にありがちな好きだからこそいたずらしてしまうような本当は好きなんだけど恥ずかしいから素直には言えないものであり、これが本当に可愛い。自分の趣味嗜好としてツンデレというものが本当に好きなのだが、このツンデレというキャラクターを最も描写できるのは小説だと思う。というのも小説というはアニメや主人公視点のゲームと違って他のキャラクターの内面描写も文字として起こされる。これによりツンデレキャラクターのツンに相当する行動の背景に存在するデレな感情がはっきりと文字に現れることがあるのである。これがたまらないので原作もいつか読んでみたいと思う。
大西沙織さん演じるツンデレをおそらく初めて拝見したと思うのだが非常によかった。また他作品でも見かけることを願うばかりだ。
実は今回一番興味深かったのはこのキャラクターである。感情の描写が極端に少なく、地味でありながらそこそこに可愛いという難解な設定を演じきった安野さんに称賛を送りたい。感情の描写が少ないからといって口数が少ないというわけではなく、平坦で抑揚のないトーンでありながらその明らかに素人とは違うものを感じさせてくれる演技に自分が声優志望だったら声優ってなんなんだ~と挫折に追い込まれていたかもしれない。というのもコナン映画をはじめとしたさまざまな作品で見かけるゲスト声優の演技を聞いてこの作風に合わない不快感は声優さんたちとの演技力の差でありそれはどこから生まれるのか、という問いに対して息遣いと抑揚だと考えていたのだが、その抑揚を極端に抑えた加藤というキャラクターでも素人じゃない雰囲気をだせるというのは声優の演技を構成しうる要素のなかで必ずしも抑揚というのは重要ではないということを示したといえる。本当にすごい。
このキャラクターにおけるギャップは、ラノベやゲームに興味がなかった女の子が主人公の熱意にあてられて、興味を示し、ゲーム制作に鋭意をもって挑むという変化である。特に終盤の美智留から❝でも、ぶっちゃけ仲間の方はたいして本気じゃなかったよね?❞という問いかけに対する答えのような徹夜で頑張る描写はだれもが胸熱くなったはずだ。
総評
この個性的で立ったキャラクターを素材に主人公のクリエイターとしての成長を描く作品となっている。学校行事を特に描写しないことで他のラブコメとも違ったテイストを醸し出している。また、描写がエロい。OP一つとってもアングルとかがエロい。直接的な描写ではなく、見えそうで見えないをふんだんに利用した描写。視点がいいというかよく理解されてる。故にキャラクターの魅力も出ている。色が薄めで線とかに色が入るシーンもあるがここは好みが分かれるかもしれない。
原作者がライターとしても有名で「企画屋」に所属している。有名なとこだとWHITE ALBUM2とかにかかわってる。ゲーム制作者ならではのルートなどに関する話や、時々現れるメタ的な発言。この作品は作中に制作しているゲームとアニメの世界、そしてそれを見る我々現実といった三層構造になっていて、作中でのゲーム作品に対する問いかけが比喩として使われてたりと面白い構造になっている。詩羽先輩の❝さぁ誰を選ぶの?主人公君❞なんかはその最たる例だろう。
坂道での運命の出会いから始まるこの作品は物語の区切りのシーンで坂道がまた登場する。この坂道で完結している構成を美しいと思うし、坂道が出てくるだけで胸に呼び起こされるものがある。
最後に自分の推しは誰になりそうかという問いに対しフォロワーの方々に聞いてみたのだが…
正解は …
*1:公式HP参照
未完の作品「ゾンビランドサガ」
あらすじ
2008年、高校2年生になった源さくらは、東京のアイドルオーディションを受けようと決意し、郵送する応募書類を片手に登校しようと自宅を出た途端、軽トラックにはねられてしまう。
2018年、とある洋館で記憶を失ったまま目覚めたさくらは、突然ゾンビの少女たちに襲われて外に逃げ出すが、自身もゾンビと化していることに気付く。そこに現れた青年・巽幸太郎から、佐賀県の認知度を上げるご当地アイドル企画「ゾンビランドサガプロジェクト」のため、自分がゾンビとして甦ったことを知らされる。さくらは自分と同じくゾンビとして蘇った二階堂サキ、水野愛、紺野純子、ゆうぎり、星川リリィ、山田たえの7人でアイドルグループ「フランシュシュ」を結成、活動を開始する。
ゾンビならではのトラブルやメンバー間の不和を乗り越え、アイドルとして成長していくフランシュシュは、地元佐賀の人気者となる。単独ライブを控え、再び軽トラックにはねられたさくらは、ゾンビになってからの記憶をなくし、生前の不運な記憶を思い出す。ネガティブになったさくらは活動意欲をなくしてしまうが、メンバーたちの励ましでステージに立つ。豪雪でステージが崩壊するという大ハプニングにも負けず、フランシュシュは歌い続ける。さくらは記憶を取り戻し、メンバーと和解。アンコールの声に応え、7人は再び歌い始めるのだった。*1
ゾンビランドサガ | |
話数 | 全12話 |
制作会社 | MAPPA |
監督 | 境宗久 |
評点 | 55点 |
視聴動機
2019年といえば話題になった作品として「五等分の花嫁」とこの作品を挙げる人が多いと思う。さらに、OPテーマの「徒花ネクロマンシー」は耳に残りやすいキャッチーなメロディーに加えアニクラにいけば聞く機会も多く、いつか見ようとは思っていたためこの機会にといった運びになった。
あらすじが少々長くなっていて見ずらいかと思うので簡潔にまとめると
ゾンビが佐賀で、アイドルを目指す!!
以上だ。
??となった人や”サガ”があの佐賀県であることを知らなかった人もいたかもしれない。なんで佐賀?そう思う人も多いと思うが、まず佐賀県の場所から確認していこうと思う。自分は隣県に住んでいるので行ったこともあるのだが、九州にいない人は知らない人も多いだろう。九州外の人は滋賀と佐賀とか区別がついていないこともあったり。
実はこの作品、制作にCygamesが関わっており、Cygamesの社長である渡邊耕一さんの出身地である佐賀県を舞台としたアニメをという依頼があったことからこの作品が出来上がったそうだ。(ちなみに神撃のバハムートの1キャラからインスピレーションを得たらしい)
このアニメストーリー自体は既存のアイドルアニメと大きく異なることはなく、苦難を乗り越え絆を深めアイドルとしてのし上がっていくという話なのだが、圧倒的に他作品と違うのはその設定にある。
そう、主人公たちアイドルが全員ゾンビなのである。
この設定こそがこの作品のオリジナリティである。この作品の中で様々なギャグシーンが出てくるが、この設定がここで効いてくる。ゾンビならではのギャグとツッコミが成立し、それが分かっていても面白い。笑いのツボは人それぞれ異なると思うが個人的に面白かったシーンを厳選してみた。
その1 開幕軽トラ登場
この作品は開始30秒くらいは学園青春ものさながらのスタートを切る。主人公らしき女の子がこれからの生活を予見し期待に胸を膨らませ登校をし、今から角で転校生と出会おうかという勢いで家を飛び出る。しかし、その予想を1分もしないうちに裏切る軽トラの入場。ここはシンプルに面白いし、開幕すぎて笑ってしまうw
その2 山田たえ
このキャラクター、実は、三石琴乃さんという大御所(初代セーラームーンや、エヴァのミサトさんなど)が担当しているのだが、最終話までまともな日本語を一切話さない(笑)それでいて時にトラブルの種になったり感動の種になったりと影のキーマンである。話さないキャラクターだからこそ実力を兼ね備えた声優が起用されたのかもしれない。
その3 ふれあい館でライブをするシーン
先ほども述べたように自我に目覚めていないたえちゃんによってライブがひっかきまわされる。ライブ中に観客のするめにたえちゃんがつられ、それを制止するさくらによってたえちゃんの首が取れてしまう。
さくらが機転を利かせ一生懸命手品の類であることをアピール
体だけどこかへと彷徨ってしまう(笑)
そのデビットカッパーフィールド*2も真っ青になる手品で観客から受けを得たことに味を占めたサキが首をとって遊びだす
最終的にさくらがキレてたえちゃんの頭を吹っ飛ばし、ラップバトルが始まる。ここのラップバトルは非常に面白く、しかもイベントにおいて声優たちが実際に再現しているのだが、これが最高に熱い。またやってくれるのを期待して、2期のイベントがあればぜひ足を運びたいものだ。
その4 ドライブイン鳥での暴食
ドライブイン鳥にてお食事をいただくシーン。たえちゃんが生の鶏肉にかぶりつき、店員さんがいくら何でもそれは…とドン引き(笑)店員さんが嫌いなパターンの素人起用だが、今回はお店絡みだし、さすがに妥協します。(なんと社長さんが演じてたらしい、ちなみに本人にそっくりに描かれてた(笑))
その5 ガタリンピック
ここは綺麗に構想されていて落ちまでいい構成でした。
その6 愛ちゃんの決意
愛ちゃんがアイドルのジェネレーションギャップを乗り越えて活動を決意するシーン
するも車に引かれてしまう(笑)
その7 リリィの話
まずお父さんでかすぎやろ(笑)身長3mくらいあるんか?(笑)
そして衝撃の死因(笑)感動の過去話のはずなのにギャグすぎる
その8 最終話
ライブステージが雪の重みで崩落し、大惨事。いくら何でもやりすぎ(笑)しかし、この中アイドル達はあきらめずにステージを完成させようと頑張る。
ほかにも細かいところでいろいろあるが、文字や画像だとあまり伝わらないと思うので気になる方は作品を見てみてください。
伏線回収
この作品、ちりばめられている伏線が無数にある。ネタバレをしてしまえばその6割近くが回収されず、含みを持たせ続編をにおわせている。1クールでそれを描くのが難しいとかいろんな理由があるんだろうが、作品を評価するうえで伏線は回収のされ方や展開が大きなポイントとなるため、非常に評価がしがたい。1クールでもきれいにまとまった傑作は多数存在する。その点からもこの作品に甘えた評価はいらないのかもしれない。2期が決定しているらしいのがせめてもの救いだ、どこかの次郎系アニメとは違う。
気になる演出
サキちゃんの回でリアクションエフェクトが底辺youtuberみたいで気になった(表現が不適切で申し訳ない。)謎のエフェクトが気になってあんまり話が入ってこなかった。ヤンキー出身のサキちゃんの話であるため他と雰囲気を変えたかったのかもしれないが違和感がすごかった。
楽曲
徒花ネクロマンシーをはじめとして非常にキャッチーなメロディでOPは戦隊者の雰囲気を感じる。この作品も最終話だけOPにSE(サウンドエフェクト)ありパターン。劇中歌もいいものが多く、TRUEさんとかそこらへん関係が作曲作詞に絡んでたりする。次イベントあれば行きたいぞ
ライブシーン
ライブ演出になるとありがちな3D演出。一部そうでないライブシーンも存在するが、あれはいいと思われてるのか自分は甚だ疑問である。作品の調和という観点からもあまり好きになれない。ライブシーンなどよく動くシーンは経費削減などのために3DCGを使っているのだとしたらやめてほしい。作風に合わせた統一感これが欲しい。やるなら背景とかも合わせてほしい。
総評
この作品は設定こそは新しい。ゾンビ関連の作品といえば普通ゾンビを駆逐し、人間が主人公というのがスタンダードだ。しかし、そのゾンビを主人公にしたというのはクリエイティブなのだが、その割にはストーリーの骨子は普通のアイドルものとあまり変わり映えを感じなかった。ギャグ要素はその恩恵を受け面白いものとなっていたが、この作品をギャグアニメというジャンルで括る人は少ないと思うし、本質はご当地アイドルアニメでラブライブサンシャインなどと同じものなのだと思う。
なるほどと思わされたのは、水野愛がチェキ会を受け入れられない話だ。これはゾンビアイドル達がさまざまな時代から集められたがために、アイドルの歴史の中での立ち位置やスタンスの変遷に違和感を覚え葛藤する。これはアイドルというそのものの存在の意義や本質を問い直すというテーマなのかもしれないと深く考えすぎかもしれないが感じた。
やはりなんといってもちりばめられた伏線が放置されていることを黙殺できない。なぜ巽幸太郎は佐賀を盛り上げようとするのか、回想でさくらから乾くんと呼ばれていたのはだれなのか、バーのマスター、どうやってアイドル達を選んできたのか、さくらとの関係は?など上げたらキリがない。この伏線未回収の部分が非常に評価を難解にさせており、2期の演出に依存するとしか言いようがないが、全体としては綺麗にまとまっていたと思う。しかし、ストーリー自体は既視感を覚えるものが多く、その点でも評価が難しい。その点が投げやりに感じたのでそこに含みを持たせ55点という評点にしました。ちなみにこれは調べて分かったのだが、乾とは東洋で方角を表す際に巽の反対の位置に当たるらしい。ここまで2期に盛り込まれてたらうれしいな。
本渡楓さんがほんまに好きになったかもしれない。金元寿子さんや豊崎愛生さんをはじめとして、天真爛漫で純粋無垢に明るい子に似合う声が本当に好きだ。サキちゃん演じる田野アサミさんの歌唱力はピカイチでラブライブサンシャインでも素晴らしいなと思っていたが「DEAD or RAP!!!」でのラップもめちゃくちゃサマになっていたと感じた。
最後にデビットカッパーフィールドの画像でお別れしたいと思います。
アニメ界の次郎系「七星のスバル」
あらすじ
世界的人気のあったMMORPG、「ユニオン」において伝説となったスバルという小学生のパーティがあった。とある死亡事故を契機として「ユニオン」はそのサービスを終了したことから、スバルのメンバーは散り散りになってしまう。しかし、その6年後スバルのメンバーであった天羽陽翔が「リユニオン」にログインした際に死んだはずの幼なじみである、空閑旭姫と再会する。
評点 20点
視聴に至る動機
ここ数年の話題になったアニメに関して調べていた最中にブルーレイの売り上げ一覧なるものがありまして、そちらを閲覧していたところ驚きの数字を発見しました。
58枚
関係者の親族が買っただけでも達成しそうな数字です。キャラクタースリーブの枚数よりも少ないです。一体なぜこんなことになったのかとても気になり、見ることとなりました。
序盤
開始10秒
ご覧のように残念CGのドラゴンが出てきます。残念CGを使うアニメは大抵が駄作になりがちという経験則があり、開始数秒で嫌な予感が止まりません。
評点から見ない人も多いかと思われるのでストーリーを完結に書いてみようと思います。
・小学生の最強パーティ「スバル」が有名になる。(ここの経緯や、どうして強いのかについての描写は無し)
・ヒロインの旭姫が陽翔をかばいゲームオーバー
・現実でもヒロイン死亡。ヒロインに思いを寄せていた貴法(たかのり)から恨まれる。ゲームも死亡事故をきっかけにサービス終了
・6年が経ち主人公久々のログイン。死んでいたはずの旭姫と再会。旭姫の能力「プロフェアータ」が未来予知という稀有なものであるため狙われる。エリシアという協力者が現れる。
・貴法と再会、咲月と再会。恋愛模様を展開しつつ和解。
・ゲーム内のセンス(能力)が現実に力を及ぼすこと、ユニオンというゲームはこの能力開発の実験場であったということ、プロフェアータが実は未来予知ではなく無数の世界線から未来を選びとるものであることが分かる。上位ギルドであるグノーシスが運営であり黒幕であり敵対することとなる。
・クライブ、希と再会。希といろいろあり敵対するが和解。
・スバル再集結。謎解きはこれからだ。
文字でわかりにくいと思うが、回収されていない謎がとっ散らかってる。
1.なぜ旭姫はゲーム内で生きているのか?
原作は完結しているので原作を読めばわかる話なのですが、原作ファンや既読者にはわかるように描かれるのはファンにはうれしいかもしれませんが、逆に言うと一般視聴者には親切ではありません。一時前のとりあえずアニメを作って宣伝しようというような2010年前後のエロゲ原作のアニメ化みたいです。自分の理解度が足りないのかもしれなせんが、科学者っぽいのに旭姫が囲まれるシーンから何となく現実にも生きているのかなという気はしますが、他にはわかるような描写が一切ありません。そして序盤こそこの問題に触れていたのですが、物語が進むにつれて主人公たちも触れなくなっていき一層この問題が空気化します。もちろんアニメの中ではわかりません。
2.エリシアはいったい?
エリシアというキャラはどうやら仲間っぽいのだがどういう立ち位置なのかわかりません。ただ、タイトルが「七星」となっていて且つスバルのメンバーが6人しかいないことから、7人目で昔仲間だったが記憶が消されたような感じがうっすら読みとれるような描写があります。もしくはこれから仲間になって7人目!みたいな?
しかしこちらもアニメでは誰も教えてくれません。
3.プロフェアータという能力
8話でプロフェアータの能力の本当の解釈が判明しますが、結局どういうことだってばよ?という気持ちになります。無数のシナリオから自分が望むシナリオを選びとるという説明をされますが、過去にさかのぼり効果を発揮し現実を改変しているようなことが8話から読み取れ、突拍子がなさ過ぎて理解が追い付かない。さらに、プロフェアータによる世界のひとつで陽翔が6年眠ったままの世界で陽翔が目覚めた際にエリシアが説明してくれるのですが、なぜここにエリシアが干渉できるのか、特異点である陽翔という存在、謎は解決せずに増えるばかりです。このシーンで陽翔の「おい、待ってくれ。まだ聞きたいことがあるんだ!」というセリフがありますが視聴者も同じ気持ちだったと思います。
4.クライブというキャラクター
10話あたりで謎の間があるシーンがあり、何か隠している素振りというのでしょうか、まだ何か秘密がありそうな感じがします。彼の話は過去回想少ししかないので謎だらけです。
パーティメンバーの恋愛模様
アニメを見る限り下記の構図となります。御覧になってもらえばわかるようにあの花ことあの日見た花の名前を僕たちはまだ知らないにそっくりですね。故にネットではあの花オンラインなんて言われたりしています。「どうせアニメ自体は最近だけど原作は古くてパクリとは言わせない感じなんだろう?」と思ったそこのあなた。この作品原作小説の1巻が発売したのは2015年であの花ブームの後になります…
俺はパクリだとか偶々似ているだとかは割とどうでもいいことだと思っています。問題は貴法くんです。彼の立ち位置は上の構図に示したようにヒロインに思いを寄せるも主人公に負ける残念男子の立ち位置です。上記のストーリー紹介で説明したように和解するまで死亡事故について逆恨み(?)をし徹底抗戦している彼が主人公に旭姫を明け渡しなおかつ最終話で希といい感じになります。一貫性を感じなさ過ぎてイラッとさえ来ます。貴法のセリフに
「旭姫が出られないのならば、ぼくは彼女のそばでずっと支えるつもりだ」
「彼女と同じ生を歩む。それが一生を懸けた僕の誓いだ。陽翔、お前にここで生き続ける覚悟はあるか?」
というのがあります。こんな熱いセリフを放っていた彼があっさり身を引くことが理解できません。殴り合いの後にもあきらめきれない描写があります。ダンス断られる描写とかは割と描いてほしかったなぁ
脚本の散らかり
この作品、恋模様だけでも1つの作品として成り立つぐらいなのに、SAOのようなMMORPG要素も取り入れています。加えて8話では旭姫がもつプロフェアータという未来予知の能力が実はシュタインズ・ゲートさながらの世界線を変えることができる能力であることが明かされます。この大量の要素を見てふとあるものが思い浮かびました。
そう二郎系ラーメンです。
まるでアニメにおける次郎系、ヤサイマシマシカラメマシアブラスクナメニンニクでは?と思いおなか一杯になりました。ここで、一つ驚きの情報を加えるとこのアニメ1クールの12話で終わります。これは小さい器に次郎を乗せるようなものです。
残念戦闘シーン
多くの方が指摘しているが戦闘シーンが残念すぎます。
極めつけはこれです。このシーンはキャラクター達のセンスという特性のようなもの合わせた連携攻撃のシーンなのですが、一人で舞ってるようにしか見えず、終いには自分たちで仕組みを説明してしまうダサさ。こういうのは敵やほかのキャラに解説させるのがクールだと思います。
ヒロインがあんまりヒロインしてない
目覚めたときの会話で6年前のことを昨日の出来事のように語るヒロイン。つまりヒロインの精神年齢は小学生のまま止まっています。微妙に幼稚さも残しつつ主人公に対する想いもあるというのを描写したかったのだと思うのですがイマイチ伝わりませんでした。両想いなんだろうけど小学校の時の想いなんて6年もすれば変わってしまうもの…
それよりもさつきです。6年たっても思い続けてるのに会うのは6年ぶりっていうのもよくわかりません。もうちょっとちょっかい出すも卑屈な主人公が拒否するぐらいの過去描写が欲しいなぁと。しかし、ヒロインとしては非常に優秀で、この作品のなかで一番魅力的なキャラクターだと思いました。鬼頭明里さんの声を虚構推理などほかの作品でも聞いたのですが伊藤かな恵さんに近い声質な気がします。伊藤かな恵さんみたいな印象でこの手のツンデレキャラはぴったりで、それゆえに惹かれたのかもしれません。
そして、希です。この子は登場が一番最後になったせいか詰め込み感がすごいです。悪く言えば雑。まあ感情移入なんかできません。
妹は出番少なすぎましたが、その割にはテンポをコントロールしていて、最初と最後の兄の印象を語り、陽翔がなにかを乗り越えた感じを演出させてくれます。ここはよかったと思います。
最後に
序盤から物語の要素としてはてんこ盛りだったのにも関わらず更なるブーストをかけてぶくぶく膨れ上がったものを完全放置で終わったように演出するが何も解決していない。
この脚本に加え、この作品にかかわるプロデューサーの未成年者誘拐による逮捕。この年のアニメ円盤自体の売り上げの落ち込みなど様々な要因が絶望的な円盤売り上げにつながったのではないでしょうか?
せっかくのタイアップだったpetit miladyには泥を塗る形となってしまいましたね。おそらく2期もないのでしょうが、時間ができたら原作を読んでは見てどうしてこうなったのかを考えてみたいと思います。
これぞ王道ラブコメ!「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」
あらすじ
将来を期待されたエリートたちが集う名門校・秀知院学園(しゅうちいんがくえん)。
その生徒会のメンバーである副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行はお互いに惹かれ合っているものの、高すぎるプライドが邪魔をして半年が経っても告白することが出来ない。素直になれない二人は、いつしか自分から告白することを「負け」と捉え、「いかにして相手に告白させるか」ばかりを考えるようになり、権謀術数の限りを尽くした“恋愛頭脳戦”を繰り広げる。
評点80点
視聴に至る動機
記事内容にネタバレが含まれるため今回以降、先に評価点数を記載する。読者に作品を先に見るべきかどうかの指標にしてもうおうと思い先に評点を記載した。数字からもわかるようになかなかの高評価である。今作は昨年話題となり、主演声優の古賀葵さんが声優アワード主演女優賞を獲得したことをきっかけに視聴することが決定した。声豚的にはこういった賞も新たな名作と出会わせてくれる素晴らしいものである。
感想
お互いプライドが邪魔して素直になれないという典型的なラブコメであるが、同じぐらいギャグ要素も含んでいると自分は感じた。構成としては、らんま1/2(自分が大好きなやつ)を思い出させる。このテイストが好きな人にはたまらないと思う。ストーリーとしては大雑把に言うと大きな進展がない。したがって今回はストーリーを追う感想ではなく、要素ごとに感想を述べていこうと思う。
作中BGM
OPから劇中のサウンドエフェクトまで昭和のトレンディドラマを彷彿とさせる構成であり、非常に懐かしい感覚を覚えた。冬のソナタ(韓国ドラマ)のようなBGMもあった気がする。これがより一層ギャグを引き立たせる要因だったのではと思う。OPはアニサマでも話題となったアニソン界の大型新人鈴木雅之さんである。若い人は知らないかもしれないが「め組のひと」などといった代表曲がある大物歌手である。
ラブコメ要素
作品を通してどれぐらいお互いが好きかというのがにじみ出ていてそれが垣間見えるのを見て思わずニヤついてしまう。例えば猫耳の回。
好きな相手故に特別に見えてしまうこの感覚、あるよね!
ストーリーを追うごとにさらに恋に落ちていく描写も最高である。これは言わずもがな最終話の花火回である。
ここのセリフは文学作品を思わせるような綺麗なセリフ。「誰もが花火に目を向ける…だけど…ごめんなさい…その横顔から…目が離せない…」
いや、美しすぎる。まさに文学美。この手の作品は早く二人くっついちゃえと思いつつもそこまでの過程を楽しみたいと思わさせてくれる。
ギャグ要素
ここに大きく貢献しているのは間違いなく藤原千花と石上優である。
主人公の妹である白銀圭に陰キャと言われていた石上君。その印象に負けないぐらい根暗でゲーム好きだが、リアルへの鬱憤を容赦なくぶちまけ、鋭い切込みを入れてくれる。
そしてすべてを上手くまとまりかけるのをぶっ壊してくれるカオスこと藤原書記。なんといってもかわいい…
…
かわいすぎる…
…
とにかく可愛い!
このオープニングを見てくれ!!
開幕から可愛いってなってたわ!そりゃ出てきてからしゃべっても可愛いし、終いには3話のエンディング!
高音で跳ねるところの声も好こおお
伏線回収
この満載のギャグ要素だが、使い方にも注目してほしい。例えばこのラーメン回。
一話ならぬ半話完結の何気ないギャグ回のようにも見える(ちなみにバリカタの下りとかめちゃくちゃ好き)がこれが実は後々言い隠し味を演出してくれる。それは最終話である。見ていた方は何気なくおおラーメン四天王と思って笑ったかもしれないがこういう伏線回収のような使い方は人に好印象を与えている気がする。というのも知らないタクシー運転手よりも、知ってるタクシー運転手が出てきたほうが当然面白く見えるし、何よりこのシーンでのこの運転手のしたり顔が自然に見れる。
ほんまいい顔してる笑
最終話のEDの伏線回収にも笑わさせていただいたがここでは割愛する。
作画
元々作画に関してはそこまで重視していないのだが、気にならない程度には安定していたと思う。特に驚いたのは雨の回である。このシーンは豪雨の中腕を振り下ろすシーンなのだが、めちゃくちゃ綺麗だった。流石A-1 Pictures
個人的に気になったのは、このシーン。
かぐやの不安を映すシーンだとおもうんだけど、どういう描写かよくわからない。ここは誰かの意見をお伺いしたい。
キャスト
初めて演技を見た人が多くこの作品だけで測ることは難しいが違和感なく見ることができたと思う。中でも個人的に目を見張ったのが麻倉ももさん演じる柏木渚と花守ゆみりさん演じる早坂愛である。
朝倉ももさんといえばかわいい感じの妹声や、明るいキャラという印象が強かったが、印象のちょっと上の年齢の演技を見ることができ新たな一面を見れた気がする。花守さんは一貫した使用人のトーンとそれ以外を使い分けつつ、最後の場面では入れ替わりにおいてハイクオリティな声真似を披露してくれる。
総評
懐かしくさえ感じさせる基本骨子に魅力的なキャラクターが飾り付けを綺麗に行なったといった印象を得ました。続きがあるということで、この作品への評価は結末に応じて変わると思います。その意味も込めた保留を残した80点とさせていただきました。
最後に可愛い藤原書記の画像でお別れしましょう。
CYaRon!First LOVELIVE! ~ Braveheart Coaster ~DAY2雑感
ようやく重い腰を上げライブの感想を語ろうと思う。本当は5thの感想を書ていたのだが、知り合いの「ゆーさく」さんのブログを見て満足してしまい書くことないなと思い更新を途中で断念していた。今回はCYaRon!のライブを手放しで喜ぶ感想を多く見かけたので、それに対して自分は別の感想を抱いたので述べていこうと思う。
2020年2月23日 会場:西日本総合展示場 新館ABC(福岡県北九州市)
まず、この公演に応募した経緯から話していこうと思う。応募した時期において大学の関係上、予定が確定していなかったのもあって地元福岡で開催される公演ぐらいしか応募ができず、結果CYaRon!二日目が当選していた。このライブの2週間前にGuilty Kissのライブが開催されており、当日リスアニのチケットを手に入れれなかった俺はTwitterで「たくみかん」さんの連番募集のツイートを見かけ、急遽参戦。ギルキスの予想外なセトリに面を食らいつつ推し楽曲であるコワレヤスキも回収でき、この上ないライブに満足していた。と同時に2週間後に行われるCYaRon!のライブへのハードルの高さは人智を超えていたのかもしれない…
ちなみにGuilty Kiss連番してくれた「たくみかん」さん、毎日欠かさず、推し変しないように戒めを込めた推しの画像見ながら飯を食う戒飯(いましめし)を行っている。ライブ中はめちゃくちゃ舞ってた。また連番したい。
今日の晩飯!
— たくみかん🍊 (@__fo4) 2020年3月3日
生姜焼き pic.twitter.com/mr2cuTHtWY
今日の晩飯!
— たくみかん🍊 (@__fo4) 2020年3月1日
豚高菜!ぎり間に合った pic.twitter.com/js6uEzejlF
今日の晩飯!
— たくみかん🍊 (@__fo4) 2020年3月5日
鶏豆乳鍋 pic.twitter.com/nGQLfQ0ovM
なんかGuilty Kissの感想になりかけたが本題のCYaRon!に戻ろう。
当日会場には「かおす」くんの車で「パスカル」さん、「夕凪」さんとギリギリの到着。西日本総合展示場でのライブは初めてでこの平坦な会場に1万人?近くの人が立ち並ぶことを想像するととても見えなそうだということが簡単に予想できる。加えて、このときはコロナウイルス日本上陸の真っただ中、しかもCYaRon!が人気がないのか場所が北九州なのが悪いのか時期が悪いのか定かではないが、チケットの提供だけがあふれかえり、需要が薄かった。どれくらいチケットが余ってたかというと当日無銭で会場に入ったやつがいるくらいだ。
しゃろともでもないし無銭なのですごくアウェイ感がするw
— じおん (@zion_hiyoko) 2020年2月22日
予想通りのステージの見えなさ。まさに現地LV勢。個人的には座席ごとに楽しみ方を変えるタイプのオタクなので耐えたが、人によってはこの会場でのライブで後方なら行かないという人もいるかもしれないとは思うぐらい見えづらかった。
セトリを振り返ろう
元気全開DAY!DAY!DAY!
実は前日にいろいろ悩んだ結果セトリを見てしまい。来るのだろうとは思っていたのだが、あのイントロとリズムに合わせた動きはやっぱり聞くと滾る。
そこから怒涛の4曲連続~届かない星だとしても、海岸通りで待ってるよ、Landing action Yeah!!
CYaRon!のライブは振りコピがクッソ楽しいと思う。(ただし十分なスペースがある場合に限る。)
MCでも怒涛の4曲連続について触れ、急に背中をこちらに向けてクスクスしだすから何かと思ったら、サングラスをかけてマイクを持ちタモさんの物まね。しゅかしゅーのカメラマンに向かって「髪切った?」にはいいとも!見てる世代なら爆笑必至。
続いてCHANGELESSと夜空はなんでも知ってるの?
ごめんなさい!!CHANGELESS未履修です!!聞き専になってました。
夜空はなんでも知ってるのは、1st liveに組み込まれた曲だけにそこそこ好き、サビ前になんか叫んでるやついたけど中途半端ならやんな、あとここはアニクラじゃない。しかし、1stを見た人ならたぶん誰でも思うけどやっぱラスサビ前のしゅかしゅーの踊りパートは1stの演出が至高すぎて劣るなあという感想。センターステージの偉大さを思い知る。ちなみに、歌い終わったときのあんちゃんの顔は相変わらず好きw
幕間アニメ…ギルキスが面白すぎたのかいまいち面白いと思えなかった。ライブ中にトイレ行ったの久々だったかも…
ここからソロ曲パート。Aqoursのソロ曲で好きな曲はそんなにないんだけどしいて言ううならっていう2つが聴けた。beginner's sailingとone more sunshine storyである。
Biginner's Sailingに関しては最初聞いた時は、μ'sでいうところの輝夜の城で踊りたみたいにコール警察が現れるのかと思っていた。というのも原曲を聞いてもらえばわかるがサビの後に一緒にsailing!biginner's sailing!という部分の間にhi!hi!と入れるのは最後だけなのである。出だしサビの後とか1番の後とかは言わないみたいな警察が現れんのかぁとか思ってたら初披露の3rdの時点でしゅかしゅーが1番終わった後に観客に煽りを入れててコールする流れになった。今回のライブでは開幕から入ってた。(個人的にどっちでもいいけど統一してほしさはある。)衣装はほんまに好き。3rdライブで初めてこの衣装見たときは天使かと思った。
降幡さんは台湾のアニクラにいそうな光害みたいな衣装してて笑ったwめちゃ光ってた
AqoursHEROS
久しぶりに聞いた。(ファンミ福岡以来2年ぶり?)しかもCYaRon!バージョン。
故にあまりにもレア。
今考えるとこの時の俺はレアすぎて…
…
…
レアルマドリードになっていたかもしれない…
レアすぎてレアル・マドリードになりました
— パスカル✨@3/28愛奈リリイベ第2部 (@Pascal___17) 2020年2月25日
3人で歌うアクヒもよかったけど俺はやっぱ気難しいオタクだから原曲が好きだ。
P.S.の向こう側
近未来ハッピーエンド
どちらもCYaRon!らしい2曲。これもコールと振りコピ楽しい。
太陽を追いかけろ
こいつはイントロが強い。今回はCYaRon!バージョンでしゃろとも集合!コールもなかなか強かった!
Braveheart Coaster
曲に入る前にはなやしきでの映像があり、そこから突然の楽曲。今回のライブで初披露する楽曲を歌い踊りながらスクリーンにはリアクション芸人さながらのカメラ一体型ヘルメットで撮影されたキャストのジェットコースターのリアクションが映し出される。一緒に行ったメンツの言葉を借りると、はなやしきの映像は面白かったけど、ライブで流すものじゃない、ライブでやらないでBD特典とかに入れてほしかったという意見がしっくりきた。キャストとスクリーン、どっちを見ていいのかわからない感じにはなった。
孤独テレポート
ごめんなさい。未履修です!!
けどテレポテレポのコーラス?っていうのは非常に耳に残った。
Jump up HIGH!!
タオル忘れたー(n回目)毎回タオル忘れてる気がする。この曲タオル曲のくせにタオル投げないんすねって何回言ったか、過去に他の現場で行ったことがあるライブでタオル曲といえばサビの最後に軽く投げるのがお決まりだったんだが、それは危険だとかなんかどういう理由かはわからないがやらないらしい。ちょっと寂しい。
EDに準拠したダンスはすこ。ボンボン持ってくるのを忘れた(ピンクしかもってないけど…)俺も函館11人バージョン聞きたかったなぁ
Pops heartで踊るんだもん!
CYaRon!といえばやっぱこれは似合う。これは本当によかった。横の人がめっちゃ跳ねてた。
はじめましてを何回でもって感じ。振りコピにするか飛ぶか迷ったけど飛んでたと思う。覚えてないぐらいにはテンション上がってた。
サクラバイバイ
現地で聴くの二回目なんだけど、何回聞いてもやっぱり横振り(ワイパーみたいな)が合うと思うんだけどやるのは俺しかいない。キャストが正義なので大人しく従う。
総まとめ
まあ予想の範疇を逸脱しないライブだった。CYaRon!らしいといえばそれまでだが、俺はもっとぶっ飛んだセトリを見たかった。冷静になってみるとコワレヤスキとジングルベルが来なかった時点で自分の中のハードルは超えれいことは確定していたのでまあこんなところかといった感じだった。新曲もあまり予習できていないところからもモチベーションがあまりなかったと言えるのかもしれない。そもそも、ラブライブというコンテンツの真骨頂はアニメーションのストーリーをライブでの再現だと考えているので、そういう意味では今のAqoursは中途半端な立ち位置だなあと改めて思った。この状態のままだと本当に好きな楽曲を聞きに行くライブであり(もちろんアニメ関係なしに好きな楽曲も存在する)、新規コンテンツに対してのモチベーションは維持できないのかもしれない。
スバルがうざすぎる…「Re:ゼロから始める異世界生活」
あらすじ
コンビニ帰りに突如、異世界に召喚された引きこもり高校生の少年ナツキ・スバルは、早々と命の危機に見舞われる。その窮地を救ってくれた、ネコ型精霊パックをお供につれた、サテラと名乗るハーフエルフの銀髪少女に恩返しをするため、スバルは彼女の物探しに協力する。*1
視聴に至る動機
有名な作品であり、目や耳にする機会が多かったのもあり(特にレムのアイコンや、カバン、Tシャツ)気になっていた。鈴木このみ好きな自分にとっては、当然Redo(バンドリの曲だー!!)も好きだ。加えて最近高橋李依さんや小林裕介さんも気になっていたのと、2010年代後半を代表するアニメであるといえるこの作品を見ることは過去を振り返るうえでも不可欠だと思えたからである。この当時の状況を全くわかってないので昨今ありがちな新人声優をベテランや中堅で支えるようなタイプではなく、よりもいのような中堅をメインにベテランで固めるような昔よくあった構成になっている気がして非常によかった。(役者視点)
序盤~作画の素晴らしさ~
まず1話を見た感想は唐突ながらも面白うそうな展開を予見させ引き込ませる構成。さすがに有名なだけあり、続きが気になった。特に盗品蔵での戦闘シーンはこのアニメの作画のすばらしさを語るうえで外せないと思われる。
このフェルトの戦闘シーンなんかは躍動感をよく感じたと思う。ほかのシーンでも実写映画で評価するところのカメラワークがいいというやつにあたると思う。
中盤~地獄の始まり
面白そうと思った矢先の展開のだるさ。コンビニから急に異世界突入した時は理解が早かったのに死に戻りを理解するのに時間がかかりすぎてるのと、屋敷でどうして死ぬのかを理解するまでがくどい。
作品を見るうえで自分だったらこうするとか、こんな選択肢はとらないとか思うことが皆さんもあると思う。だがなんだかんだ見てるうちに、まあ実際にこんな状況になったらこういう選択肢もとってしまうものかと納得することが多いのだが…
今作では圧倒的にそう思うことが少なかった。
何よりもスバルの絶望への選択肢のたどり方がひどい、何も学んでなく最悪の展開をたどるべくしてたどってる感がすごく、努力もせずイキった結果、何もなせないという当たり前のことを見せられている感がひどかった。
キャラクターが死ぬときに、その脚本にはきっと死ぬ意味があったんだと思うんだけど、中盤の死は本当に意味を感じることが薄かった。安易にキャラクターを殺すな
逆に最後の展開は非常に素晴らしく、策を練りあれやこれやと奮闘した結果、伏兵の存在と怠惰がスバルを器とできるといった新しい情報が出てきて失敗してまうといった努力の先の失敗という絶望を演出しており、ご都合主義とはならない現実感が伝わる(結局ご都合主義なのだが)
身内でよくネタにして「○○は俺が守る!!(限界オタク風)」とか言って遊んでるんだけどこの時のスバルがまさにこれで、すさまじいほどの空回りを見せられる。ここで一度視聴を断念しかける。この時のツイッターがこちら
何も予定がなくなったのでリゼロ見てるんだけど、イライラがとまらん、テンポが悪いまだ8話
— シュウ (@otaku09177176) 2020年2月17日
リゼロ13話を見たワイ pic.twitter.com/ekUuqS1jWz
— シュウ (@otaku09177176) 2020年3月2日
しかし、みんなからの励ましのリプライと後半から怒涛の懐かしい声の連続。ベテラン声優たちの登場に何とか持ちこたえる。
高評価ポイント
余り批判ばかりなので良かった点も述べておく。素晴らしかったのは2話のチンピラとの出会い頭刺されるシーン。ここで現実と同じで人は簡単に死にうることが明示されていて作品に良い緊張感が出た。
18話さすがの「Wishing」ここの水瀬いのりは評価せざるを得ない。レムというキャラクターが非常に人気であることに合点が言った瞬間である。
20話のヴィルヘルムヴァンアストレアの回想の演出は最高だった。過去話をだらだらやるのではなく断片的に入れることで見やすさが増した。いや~かっこよかった。
22話の序盤、ユリウスと再会するスバルと笑いあうシーンで小林さんのこだわり笑いの締め方。スバルならあの時のユリウスとはきっと普通には笑いあえないだろう的なことを思い音響さんの指示を無視しての演技(リゼロ公開録音より)ここら辺のこだわりとかがやっぱ声優さんってすごいなと思わせるし、興味がそそられる。
23話のスバルが怠惰に乗っ取られるシーン。先ほども述べたがここの展開は非常によかった。ここでのスバルとユリウスとフェリスとの圧巻のやりとり。ほっちゃん、お前の必死な声は何度聞いても胸が苦しくなるし熱くなるし、その必死さが胸にささる(キモオタポエム)
キャストが非常に強くキャラも作画魅力的だが絶望的に主人公が好きになれない、途中の展開が回りくどすぎるというところが足を引っ張ったという印象を受けた。
評価55点